2018年の新しいiPad Proは正式に発売され、実機が届いていから各メデイアもレビューを始めました。7nmプロセス製品のFinFET A12X Bionicプロセッサを搭載した新しいiPad Proタブレットは性能が正真正銘な怪物級ですが、実際の作業中にMacBook ProやWindows 10ノートPCと比較したらどうなりますでしょうか。
新しいiPad Proに搭載されたA12X Bionicプロセッサは、A10Xよりもシングルコア性能が35%、マルチコア性能が90%高速化し、市場にある92%のモバイルノートより高速とされています。そして、A12X Bionicプロセッサには、Apple設計の64ビットARMv8-Aベースの4つの高性能コア(Vortex)と4つの高効率コア(Tempest)が搭載されていいます。また、Apple独自の7コアGPUを搭載し、A10Xの2倍、初代iPadの1000倍の性能を誇るそうです。新しいiPad Proのベンチマークでは、マルチコアが17995スコアを取得しています。比較として、Core i7プロセッサを搭載したDELL XPS 13はマルチコアが14180スコアで、Core i5プロセッサを搭載したSurface Pro 6はマルチコアが13025スコアでした。
テストの動画編集の内容について、Adobe Rushを使って長さ12分の4K動画を1080Pでトランスコードする項目です。テスト結果、iPad Proは7分47秒の作業時間で完成しました。そして、2018年の13インチMacBook Proは25分53秒を要しました。iPad ProはMacBook Proより3倍速いでした。また、DELL XPS 13は31分03秒で、Surface Pro 6は31分54秒を要しました。
画像の編集テストでは、50枚のRAW格式の画像をLightroomでJPG格式に変換するという項目です。結果、iPad Proは59秒、13インチMacBook Proは1分36秒、Surface Pro 6は1分35秒、DELL XPS 13は2分01秒でした。
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