> Topic > iTunesのバックアップ先を変更する方法

iTunesのバックアップ先を変更する方法

南 詩織|2018年08月13日

要約: iPhoneのストレージ容量が大きくなるにつれて、iTunesでiPhoneをバックアップする時、パソコンのドライブの容量が圧迫されていませんか?実は、iTunesのバックアップ先を変更することでこの問題を解消することができます。この記事ではiTunesのバックアップ先を変更する方法をご紹介します。

iTunesを利用してiPhoneを丸ごとバックアップしておくと、機種変更したときや大切なデータを保管するときに使うことができます。ただ、バックアップはデフォルトの保存先がパソコンのCドライブに設定されているため、次第にパソコンのドライブの容量が圧迫されて、動作が遅くなることにもつながります。

そんなとき、バックアップの保存先を変更することができることをご存知ですか?実は特別なソフトを使わずに、iTunesのバックアップ先を変更する方法があります。この記事ではiTunesのバックアップ先を変更する方法をご紹介します。

iTunesのバックアップ先を変更する方法

Step 1: 「デスクトップ」>ユーザー名(下図の場合は「Administrator」)>「AppData」>「Roaming」>「Apple Computer」>「MobileSync」>「Backup」という順でデフォルトのバックアップフォルダーを表示します。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

- もしパソコンで隠しファイルが表示されない場合は、次の手順に従ってエクスプローラーで隠しファイルを表示します。

手順: スタートボタン>「コントロール パネル」>「フォルダー オプション」という順でクリック > 管理画面の上部に「表示」を選択 > 「隠しファイル、隠しフォルダ-。および隠しドライブを表示する」という項目を選択して有効にする > 「OK」をクリックします。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

Step 2: 他のドライブや外付けHDDで新規保存先を作成 > 元の「Backup」フォルダーを丸ごとで新規保存先に移動(コピー)します。(ここでは、Eドライブに「iTunes Backup」という新規フォルダーを作成しました。)

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

Step 3: コピーが終わったら、元のCドライブにある「Backup」フォルダーを削除してください。もし削除するのが心配な方は、フォルダーの名前を変更するだけでも構いません。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

Step 4: スタートボタンをクリック > 「プログラムとファイルの検索」の検索欄で「cmd」と入力 > 表示された「cmd.exe」アイコンを右クリック > 「管理者として実行」をクリックしてコマンドプロンプトを起動します。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

Step 5: そこで、「mklink /d “C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup” “E:\iTunes Backup\Backup”」のような文字を入力 > Enterキーを押す > 「~シンボリックリンクが作成されました」と表示されたら成功です。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

- 太字になっている部分(「(ユーザー名)」と「E:\iTunes Backup」)はご自分の状況にあわせて変更してください。

- 入力する時、大文字と小文字をしっかり区別して入力してください。

Step 6: シンボリックリンクが正常に作成されたかを確認するために、元のCドライブの「Backup」フォルダーを右クリックして「プロパティ」を選択したら、次の2点をチェックします。

上記の2点が確認できたら、シンボリックリンクは正常に作成されています。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

追加Tip: iTunesバックアップの場所を自由に選択してバックアップする方法

上記の方法を使ってiTunesのバックアップ先を変更できますが、パソコンに苦手な方にとっては難しいかもしれません。そこで、BackupNinjaというiOSデバイス向けの専用バックアップ・復元ソフトを利用すれば、バックアップの保存先を自由に選択してiPhoneをバックアップでき、簡単な操作で容量不足の問題を解決できます。

このソフトは以下のような優れた点があります:

Step 1: BackupNinjaをダウンロードして起動 > iPhoneをUSBケーブルでパソコンと接続します。

Mac版無料体験Win版無料体験

ウイルス検査済み

Step 2: 左側の「バックアップ」ボタンをクリック > 「バックアップ先を選択」という項目で「再設定」をクリック > 目的の保存先を選択して設定 > 下側の「バックアップする」をクリックしてバックアップ先を変更してiPhoneをバックアップします。

iTunesのバックアップ先を変更

iTunesのバックアップ先を変更

もしパソコンのドライブの容量が足りないときや、保存先を変更してiPhone/iPad/iPodをバックアップしたいとき、BackupNinjaをダウンロードして利用するのをおすすめします。

お見逃しなく:「メモリがいっぱいです」と表示される時の対処法>

最後に

以上はiTunesのバックアップ先を変更する方法です。いかがでしたか?もしiTunesで大容量のiPhoneをバックアップしたいが、Cドライブが容量不足になる場合に、ぜひ上記の方法を使ってみてください。以上、参考になれば幸いです!もしこの記事がお役に立てれば、下記ボタンから共有頂けると運営の励みになります。