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iOS 12にダウングレードして戻す方法

南 詩織|2019年08月29日

新しいiOS13ベータ版を使っていると、バグやシステムエラーが発生することがあります。でも、それもそのはずで、元々、ベータ版は開発者向けに公開されているバージョン(お試し版)ですから、一般の方向けの正式版とは使用目的が異なります。

そこで今回は、iOS13にアップデート後に何らかの理由で、元々使っていたiOS12にダウグレードする方法を紹介します。

Appleの専用サイトからiOS12をインストールする

まずは現段階で最新のiOS12をiTunesがインストールされているパソコンにインストールする必要があります。手順は以下の通りです。

1. Apple Developer Programにアクセスする

2. 自分のApple IDでサインインする

Apple IDでサインイン

Apple IDでサインイン

3. 次に一覧の中から最新のiOS12を選択する

4. 最後にダウングレードした端末を一覧から選択する

iTunesを使ってiOS12にダウングレードする

次は実際にお使いの端末をiOS12にダウングレードする方法です。

まずは、iTunesアプリがダウンロードされているパソコンとiPhoneもしくはiPadをケーブルで接続してください。端末とパソコンとの接続が完了したら、実際にiTunesアプリを起動します。

iTunesが起動したら「アップデートを確認」をタップします。ちなみに、Macの場合はoptionキー、Windowsの場合はShiftキーを押しながらタップ(クリック)してください。

次にダウンロードフォルダ内にあるiOSのバージョンが一覧で表示されるので、先ほどインストールした最新版のiOS12を選択します。(おそらくiOS12.4.4などの表示が一般的です)

最後にポップアップが画面に表示されるので、「アップデート」を選択するとダウングレードが開始されます。

データの復元方法

これでiOSが13から12へとダウングレードすることができましたが、端末内のデータは全て消去されているはずです。

つまり、ダウングレードとは端末を工場出荷時の状態に戻すことなので、端末をこれまで通りに使いたい場合は、データを復元する必要があります。

まずは、先ほどと同じようにiTunesとiPhoneもしくはiPadをケーブルで接続してください。ここでの注意点は、バックアップデータが保存されているiTunesと接続する必要があるということです。バックアップデータが保存されていないiTunesと接続してもデータの復元はされないので注意してください。

端末とパソコンが接続された状態でiTunesを起動すると、「新しいiPhone(iPad)へようこそ」と表示された画面に切り替わるはずなので、「このバックアップから復元」を選択してください。ここで注意するのは、最終のバックアップ日時です。実際にバックアップした日時が表示されていれば問題ありませんが、覚えのない日時になっていれば最新のデータではないので注意してください。

あとはiTunesからデータの復元が終了するのを待つだけで完了です。

ベータ版へのアップデートやダウングレードは慎重に

iPhoneやiPadが好きな方にとっては、新しいiOSの登場はそれだけで魅力的ですが、一般に公開される前のiOSはあくまでもベータ版(試供版)です。つまり、開発者向けに公開されているもので、その目的はバグやシステムエラーを早期に発見して、一般の方に公開する前にバグをなくしておこうというものです。

そのため、バグやシステムエラーは発生して当然のことですし、開発者たちも一般の方が公開することを前提に作成しているものではありません。

iPhoneやiPadが好きな方にとって新しいiOSはとても嬉しい情報ですが、大事なことは自分が使っているiPhoneやiPadの端末、そしてその中に含まれるデータを保護することです。

また、古いiOSのダウングレードはiTunesアプリが入っているパソコンさえあれば行うことは可能ですが、期間限定のものが多いです。

そのため、新しいiOSへのアップデートはApple公式のアナウンスを待ってから行うことを推奨します。