iPhoneの動作が重い？遅くなったiOS 12デバイスを高速化する方法

iOS 12の新機能を人先より一歩で体験したいですから、アップデートしました。が、アップデート直後に、iPhoneの動作が重くなって、「アプリの起動が遅い」、「デバイスの動作が重くなる」、「クラッシュ」などのことが頻発していることが多くの方から報告されます。特に、旧モデルのiPhoneです。その場合には、どうすればよいのでしょうか。ここで、iPhoneをうまく使えるため、動作が重いiOS 12デバイスを軽くする方法を23個ご紹介します。

iOS 12にアップデートした後、デバイスの動作が重くなるのは、バッテリーの劣化をはじめ、アプリやキャッシュ、ネットワークの影響、OSや端末の不具合など様々なことが考えられます。ここで、なるべく利便性を損なわずに遅くなったiPhoneを高速化・軽くする設定や改善・解消法をまとめてみました。

1、使っていないアプリを削除する

デバイスを使うと使うほど、いつも不要なアプリが多くになっていますね。それらのアプリは使っていないのに、大きな容量を占めて、メモリを圧迫して、動作が遅くなってきました。その場合には、iPhoneを軽くするため、容量が大きいのに数カ月使っていないアプリは思い切って削除してみてもいいでしょう。

Step 1：設定　＞　一般　＞　iPhoneストレージ　＞　不要なアプリを選択してタップてください。

Step 2：「Appを削除」をタップして、使っていないアプリを削除してください。

2、非使用のAppを取り除く

「アプリを取り除く」機能をオンにすれば、普段使用していないアプリが自動的に取り除いて、容量を確保でき、iOS 12デバイスの重い問題が解決できます。

設定　＞　一般　＞　iPhoneストレージ　＞　「非使用のAppを取り除く」項目の右上にある「使用」を選択してタップ　＞　「削除」をクリックしてください。

3、アプリを完全に終了する

起動されたアプリは使っていないのに、メモリを消費しています。多くになると、メモリ領域が不足し、iPhoneの動作が重いことが起こり得ます。なので、iPhone 7/8/Xの動作が重くなっている際、アプリを完全に終了して、iOS 12端末を高速化させてください。

デバイスのホームボタンを２回押す　＞　マルチタスク画面が表示される　＞　そこで、終了させたいアプリを上部にスワイプして、終了してください。iPhone Xの場合、画面下から上にスワイプして、マルチタスク画面が表示されます。

4、アプリをアップデートする

アプリ本体の不具合で、アップデートした後、iOS 12端末が重い・遅いなどの問題がもたらします。なので、その場合には、アプリをアップデートしたら、iPhoneが重い・遅いことが解決されるかもしれません。

5、Wi-Fiをオフにする

実は、Wi-Fiをオンにすると、常につながる先を探そうと頑張ってしまいます。iOS 12デバイスのメモリや電池をこそこそ消費して、動作が重い・遅いことが可能になります。なので、もしiPhoneのWi-Fiをオフにしたら劇的に動作が改善されます。

設定　＞　Wi-Fi　＞　Wi-Fiをオフにしてください。

6、Bluetoothをオフにする

Bluetoothをオンにした状態だと、iPhoneは必死にペアできるデバイスを探しています。そうすると、iOS 12デバイスのメモリを使ってしまうので、iOS 12にアップデートしてから、デバイスの動作をできる限り軽くするには、この機能をオフにしてください。

設定　＞　Bluetooth　＞　Bluetoothをオフにしてください。

7、バックグラウンドの更新をオフにする

バックグラウンド更新はアプリを閉じても、そのアプリは起動して、通信もしています。そして、その際、アプリも最新のコンテンツに更新しようと頑張っていますから、電池とメモリの両方を消費していて、iPhoneの動作が重く(遅く）になっています。従って、iOS 12にアップデートしてから、iPhoneを解放するため、バックグラウンドの更新をオフにしてください。

Step 1：設定　＞　一般　＞　Appのバックグラウンド更新の順番でタップします。

Step 2：Appのバックグラウンド更新をオフにします。各アプリもオフにします。

8、「視覚効果を減らす」をオンにする

iPhoneの視差効果は、画面の切り替えを美しく見せたり、壁紙などを奥行きがあるように表現できます。これをオフにすることにより、CPUやグラフィックなど端末への負担を軽減できます。

設定　＞　一般　＞　アクセシビリティと進み、「視差効果を減らす」をオフにしてください。

9、「透明度を下げる」をオンにする

「視覚効果を減らす」と同様、この機能をオフにすると、CPUの負担を軽減し、バッテリーの消耗も減らせます。なので、iOS 12にアップデートした後、iPhoneの動作が重い・遅いことを解決するには、「透明度を下げる」をオンにしてください。

設定　＞　一般　＞　アクセシビリティ　＞　コントラストを上げると進み、「透明度を下げる」をオンにしてください。

10、「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフにする

「視差効果を減らす」をオンにした場合に、「メッセージのエフェクトを自動再生」という項目が表示されるようになりました。これで、吹き出しエフェクトやフルスクリーンエフェクトが自動的に再生されます。これをオフにすると、iOS 12を搭載した重い・遅いiPhone/iPadを軽くすることが可能です。

設定　＞　一般　＞　アクセシビリティ　＞　「視差効果を減らす」という順でタップして、下の「メッセージのエフェクトを自動再生」をオフにしてください。

11、Spotlight検索やSiriの検索候補をオフにする

Spotlight検索機能は検索窓に検索したいワードを入力するだけで電話番号やメールアドレス、写真などなどあらゆるデータを一発でiPhone内から検索することができます。これを表示すると、iPhoneの動作を重たくさせています。なので、iOS 12を搭載した重い・遅いiPhone/iPad/iPodを高速化するには、Spotlight検索の対象を無効化にしてください。

設定　＞　Siriと検索　＞　「検索の候補」や「”調べる”の候補」をオフにしてください。

そして、Appの「検索と”Siriからの提案」もオフにしてください。

12、アプリのキャッシュをクリアする

Facebook、YouTube、荒野行動、TikTokなどのアプリがよく落ちていますね。それはキャッシュデータが多すぎるからです。なので、重い動作のiPhone・iPad・iPodを改善するには、アプリを一度削除して、再インストールして、キャッシュをクリアしてください。

そして、もしアプリを複数で削除したいなら、AppSitterというアプリ管理ソフトをおすすめします。それを利用すると、iPhoneアプリのバックアップやインストール、アンインストール、ホーム画面の整理などアプリを一元管理できます。さらに、最新のiTunesではできないApp Storeへのアクセスやアプリ管理も可能です。

13、Safariのキャッシュを削除する

Safariを使うと使うほど、キャッシュがいっぱい溜まっています。それは多くになると、iOS 12を搭載したiPhone/iPad/iPodは重く・遅くなって、利用しにくいです。その場合には、これまでに蓄積されたCookieやキャッシュ、閲覧履歴を削除することで動作が改善して、iPhone・iPad・iPodを高速化することが可能です。ただし、Webサービスのログイン状態がリセットされるため、再度ログインが必要となります。

設定　＞　Safari　＞　履歴とWebサイトデータを消去とタップして、Safariのキャッシュを削除します。

14、キーボードの予測変換をリセットする

キーボード入力がワンテンポ遅れる、もたつくといった症状も多いようです。キーボード入力が遅いと入力ミスも増えるため、ストレスも溜まります。学習機能によって蓄積される予測変換のデータも重くなっています。これをリセットすることでiPhone・iPad・iPodは重い・遅い問題が改善されます。

設定　＞　一般　＞　リセットと進み、キーボードの変換学習をリセットをタップしてください。その後、パスコードを入力して辞書をリセットを押せばリセット完了です。

15、アニメーション効果を完全にオフにする

iPhone（iOS）に搭載されているアプリ起動時や画面切り替え時などのアニメーション効果は、動作を遅く感じさせる一因になっているといえます。これをオフにすると、iOS 12にアップデートしても、デバイスも高速化させられます。体感速度も大幅アップさせられます。

Step 1：設定　＞　一般　＞　アクセシビリティと進み、AssistiveTouchをオンにします。

Step 2：ホーム画面に戻り、AssistiveTouchアイコンを画面の右下隅に移動してください。

Step 3：ホーム画面をスワイプダウンして「Spotlight検索」を呼び出す　＞　AssistiveTouchアイコンがキーボードの真上の位置に移動するので、その瞬間にタップしてSpotlight検索を閉じます。すると、アニメーション効果がオフになります。

16、アプリの自動アップデートをオフにする

アプリの自動アップデート機能は自動的にアプリをアップデートでき、常にアプリを最新の状態に保っておき、更新の手間を大幅に省きます。が、このを利用すると、メモリとバッテリーを常に消費したり、iPhone/iPad/iPodの動きが全体的に遅くなったり、不具合が出てきたり、思わぬパケット通信が発生したりしています。なので、iOS 12にアップデートしてから、お手元のiPhone・iPad・iPodの動きが重くなったり、遅くなったりしたら、この機能をオフにしてください。

ホーム画面から「設定」　＞　「iTunes StoreとApp Store」　＞　「自動ダウンロード」欄の「アップデート」を左にスワイプしてオフを切り替えます。

17、位置情報サービスから「常に許可」を削除する

位置情報サービス機能はGPSを利用しています。オンになっていないと場所を特定する機能を使う事ができません。なので、この機能から「常に許可」にしていると、動作が軽くなり、バッテリーの節約にもなります。それでは、位置情報サービスを利用する必要がないアプリの不要な位置サービスをオフにして、最小限にすることをおススメします。

18、メディアデータを削除する

デバイスを使えば使うほど、写真、動画、着信音などのメディアデータがいっぱいになっています。それらのデータが多くと、メモリを消費しています。特に、新しいバージョンにアップデートしてから、iPhone・iPad・iPodが重い・遅い問題は多く発生しています。その場合には、デバイスから不要なメディアデータを削除してください。そこで、メディアデータを削除するには、３つの方法をご紹介します。

方法 1：撮影した写真やビデオをiCloudに自動アップロードする

撮影した写真やビデオをiCloudに自動アップロードして、デバイス上のメディアデータがiCloudに保存できます。そして、デバイスから写真などを削除でもよろしいです。

Step 1： 「設定」から「ユーザ名」をタップします。

Step 2：「iCloud」　＞　「写真」の順にタップします。

Step 3： iCloudフォトライブラリをオンにして、iPhoneのカメラロールの写真・動画が自動的にiCloudにアップされる　＞　「iPhone のストレージを最適化」を選択して、iPhone X/iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6sを高速化・軽くします。

方法 2：不要な写真と動画を完全に削除する

Step 1.：「写真」アプリを起動　＞　 「アルバム」タブから削除したいアルバムを選択　＞　右上にある「選択」ボタンをクリック　＞　削除したい写真をタップ　＞　右下の「削除」ボタンをクリックします。

Step 2：「アルバム」に戻る　＞　「最近削除した項目」を選択　＞　右上にある「選択」をタップ　＞　左下の「すべて削除」をタップします。「○枚の写真を削除」を選択します。

方法 3：メディアデータをPC・SDカード・USBメモリに移行してから削除する

何年(月）の苦労、それらの写真・動画を削除したくない場合、メディアデータをPC・SDカード・USBメモリに移行してからデバイスから削除することおすすめします。そこでここで、iPhone・iPad・iPod上のデータをPC・SDカード・USBメモリに移すツール　-　AllFilesをおすすめします。AllFilesとはPCでデバイスのファイルを管理できるソフト、ドラッグ&ドロップだけでiPhoneなどのデバイス上のデータをエクスポートできます。そして、PC・SDカード・USBメモリだけでなく、iCloud・Dropboxにも移行できます。さらに、100回無料体験もできます。

19、iCloudとの同期を見直す

iCloudは定期的にデータをバックアップしてくれますが。その一方、メモリを消費し、動作を重くさせる原因のひとつになります。なので、iPhoneが重いと感じた時、同期の必要がないデータを見直し、iCloudとの同期機能をオフにしてみましょう。

設定  ＞　トップの「自分の名前 Apple ID、iCloud、iTunes StoreとApp Store」　＞　iCloud　＞　ICLOUDを使用しているAPPから同期の必要がないデータをオフにしてください。

20、再起動する

iPhoneでは、時々再起動を行うことで、蓄積したキャッシュがクリアされ、動作が快適になることがあります。なので、iPhone 8/7/6s/6/Xが重くなったら、デバイスを再起動してみてください。具体的な再起動する方法はこちらへ：iPhone X/8/7/6sを再起動・強制再起動する方法＞

21、初期化する

遅い・重いiPhoneの動作を軽くしてサクサクにするため、最終手段として、iPhone X/iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6sを初期化してください。でも、初期化する前に、データをバックアップしておく必要はあります。

設定　＞　一般　＞　リセット　＞　すべてのコンテンツと設定を消去という順でタップして、お使いのiPhoneを初期化します。

22、iOS 11にダウングレードする

iPhone X/ iPhone 8/ iPhone 7/ iPhone 6s/iPhone 6/ iPhone 5sやiPadなどのiOS端末はiOS 12へアップデートした後、重く（遅く）なるケースが多いです。もしそのような問題にあって、新しいバージョンｍの使い慣れないなら、iOS 11にダウングレードすることをおすすめします。具体的なダウングレード方法はこちらへ：iOS 12からiOS 11にダウングレードする方法＞

23、バッテリーを交換する

バッテリーの劣化でiPhone X・iPhone 8・iPhone 7・iPhone 6s・iPhone 6などをiOS 12にアップデートしてから、重く・遅くなったら、バッテリーを交換してください。特に、２年以上使用した旧モデルです。もし、新しいiPhoneを買いたいですが、どっちか買うべきかと悩んでいるなら、こちらの記事を参考にしてください:iPhone Xs、iPhone X PlusとiPhone 9どっちを買うべきか？徹底比較＞

24、まとめ

以上はiOS 12にアップデートしてから、遅くなったiPhone・iPad・iPodを高速化する方法です。いかがでしたか。もしあなたもこのような問題になったとしたら、ぜひこちらの記事を参考にしてください。